保冷剤を用いた画期的なカメラの熱対策がSNS上で大きな注目を集めている。
「冷やしてない保冷剤
炎天下50分回して
熱警告出ず!
8.1K 30fps SD収録 ファンauto2
(注意!必ず冷やしてない常温の保冷剤を使いましょう)
因みに何もしないで液晶閉じたままだと10分で熱警告 13分で熱停止」
とその模様を紹介したのは関西を拠点に船舶の撮影をしているSHIP&MARINEさん(@SHIP_and_MARINE)。
夏場の野外で長時間カメラを使うには冷却ファンや専用の傘を使ったりと準備が大変。しかし保冷剤をカメラ本体に張り付ければ直接熱を移動させることができるので、カメラのオーバーヒートを大幅に遅らせるというわけだ。
この目からウロコの熱対策について「カメラのオーバーヒートに 完璧に対応出来る訳では有りません。しかしお手軽な方法として、 この夏に試した限りでは、 効果が実感出来ました。特にLUMIX S9は、これで充分かなと思えるくらいに効果が有りました。発熱量の多いS1R2でも 熱警告が出るまでの時間を遅らせたり、警告が出てからの 強制停止までの時間を大幅に 稼げる事も確認出来ました。」とSHIP&MARINEさん。
SNSユーザー達から
「これは!!!なんとお手頃で安心な…!この手がありましたかー」
「噂の常温保冷剤すごい。2時間超えでも警告出ず。保冷剤はほんのり暖かくなってた。電源フリーで最も手軽な冷却装置。これは常備品になりそう」
「手軽で効果の非常に高いこの方法 実は化学で説明ができます。比熱(質量あたりの温度の上がりにくさ)は、水が極めて優秀。保冷剤は高吸収性ポリマーに水を含ませてゲル状にしたもの。水は鉄の十倍温まりにくい物質です。 常温保冷剤は、結露の心配ゼロで手軽で最強ですね。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
なおこの熱対策を試す際はくれぐれも常温の保冷剤を利用していただきたい。冷えたものを利用するとカメラ内部に結露が生じるおそれがあるので要注意だ。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)