ディズニー映画『美女と野獣』のヒロイン・ベルに憧れ、大人になってからその夢を結婚式で叶えた女性がいます。
まるで映画のワンシーンのようなウェディングフォトがThreadsで話題となり、「実写版ベルみたい」「素敵すぎる」と注目を集めています。投稿したのは、yumyさん(@jaekmilerr)。黄色のドレスに身を包んだ姿は多くの人の心をとらえました。
そのドレス姿を見た夫は、「まるでディズニーの世界から出てきたみたい」と感嘆。ドレス選びからヘアメイク、会場装飾に至るまで、すべてを『美女と野獣』の世界観で統一したといいます。
■ 憧れは大人になってから
「『ハリー・ポッター』を通じてエマ・ワトソンさんに強い憧れを抱いていました。彼女が実写版『美女と野獣』でベルを演じたとき、その凛とした美しさに心を奪われ、『結婚式では必ずベルのドレスを着たい』という夢を持つようになったんです」
yumyさんの“ベルへの憧れ”は、子どもの頃ではなく大人になってから芽生えたものでした。
「最初からベルのドレスを着ると決めていました。ただ、取り扱いのある式場が限られていたため、式場探しも『このドレスがあるかどうか』を第一条件に進めました。初めて袖を通した瞬間、思い描いていた理想そのもので、迷うことなく即決しました」
その瞬間、yumyさんの中で“夢の結婚式”の輪郭がはっきりと描かれたといいます。
■鏡の中に見えた“夢の姿”
髪型にも「美女と野獣」の象徴であるバラを取り入れました。
「映画のベルをそのまま再現するのではなく、作品の象徴である“バラ”を表現することにこだわりました。ハーフアップ部分をバラの形に編み込むアレンジをヘアメイクの方と相談し、完成した姿を見たときは自分でも感動しました」
鏡に映った姿を見て、長年の思いが報われたとyumyさんは語ります。
「子どもの頃の憧れではなく、大人になってから抱いた夢だったからこそ、その姿を鏡で見たときは『やっと叶った』という喜びで胸がいっぱいになりました」
■世界観を結婚式全体に
結婚式全体を通じて『美女と野獣』の世界観を表現したyumyさん。
「会場の装花には季節外れでしたがバラを取り入れ、ブーケも真紅のバラで統一。入場前には夫が野獣の衣装で迎えに来る演出も行いました。装飾はロイヤルブルーとゴールドを基調に、卓上には赤と黄色のバラを配置。高砂はソファ席にしてドレスが映えるように工夫しました。披露宴後半には映画のサウンドトラックを流し、世界観に浸っていただけるようにしました」
招待客の子どもたちからは「お姫様みたい!」と声をかけられ、yumyさんにとっても忘れられない一日となりました。
「ブルーのタキシードを纏った夫は、私を見て『まるでディズニーの世界から出てきたみたい』と驚きながらも、とても嬉しそうにしてくれました。二人並んだ姿はまさにベルと野獣のようで、特別な瞬間でした」
結婚式の準備を振り返りながら、yumyさんはこう語ります。
「何歳になっても、花嫁は誰もがお姫様になれる存在。憧れを大切にして準備すれば、必ず心に残る一日になるはずです。ゲストの前に登場した際には少し緊張もありましたが、皆さまの温かい笑顔と拍手に包まれ、『夢は大人になってからでも叶えられる』と実感しました」