「うぉおおん今夜人間不在なんだよ ごめんね ずっと外見て待ってる こんなん見たらもうどこも行けない」
そんな切ないコメントとともに投稿された写真が、Xで注目を集めました。写っていたのはラグドールの男の子「ちくわ」くん(3歳)。窓辺からじっと外を見つめる姿に「健気すぎる」「愛されてる証拠」と共感の声が寄せられています。
■ペットカメラ越しに届いた“切ない声”
飼い主の「ラグドールのちくわ」さん(@odennonaka)は、この日どうしても外泊が必要になり、ちくわくんに一晩お留守番をお願いすることに。
「過去にも留守番をしてもらったことはあったのですが、こんなふうに外を見ながら過ごしていたのは知らなくて。カメラのアプリから切ない声が聞こえてきて、一刻も早く帰りたい気持ちと申し訳なさでいっぱいでした」と振り返ります。
■普段から“お迎え”してくれる
外を眺めるのは、ちくわくんの日課でもあります。
「朝、窓を開けると気持ちよさそうに外を見ていますし、私が帰宅するとカーテン越しに覗いてくれるんです」
その姿を想像するだけで、多くの猫好きから「分かる」「泣ける」との声が上がるのも納得です。
■不在時も工夫を重ねて
とはいえ、大切なパートナーをひとりにする時間は心配がつきもの。飼い主さんは「ご飯は自動給餌器、空調はスマホで室温管理、さらにペットカメラで監視(笑)。夕方には別居している家族にも様子を見てもらっていました」と語ります。
リプライには「旅行の計画すらできない」「帰宅すると全力で文句を言われる」など、飼い主同士の“あるある”も多く寄せられました。
■「猫は想像以上に愛情深い」
投稿後、「健気」「愛おしい」と反響が広がりましたが、飼い主さんは「ちくわに愛されている自信はあります(笑)。ふたりで暮らして4年目なので、お互いにとってなくてはならない存在です」と笑顔で話します。
初めての猫との暮らしに選んだのがちくわくんでした。
「猫は単独行動のイメージがありましたが、想像以上に愛情深い生き物です。帰宅を待っていてくれたり、ぴったり寄り添って寝てくれる時間は本当にかけがえのない瞬間です」
窓辺で外を見つめる後ろ姿には、飼い主を思う強い気持ちと、家族としての絆があふれていました。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)