「“髪型で人生は変わる”って言ってた意味が、わかりました!」
人生初のヘアカラーを終え、鏡の中の自分を見た大学生は、満面の笑みでそう語りました。美容師の大月ショウさん(@diece_shou)がInstagramに投稿した、一人の青年の“大冒険”を記録した動画が、「これは原石!勇気出してよかった」と大きな反響を呼んでいます。
■「自分なんかが…」不安を抱えて挑んだ初カラー
大学生になり、人生で初めてのヘアカラーに挑戦するため、彼は美容室を訪れました 。オーダーは「ピンクが好きなので、ブリーチしてピンクにしたい」というもの。しかし、美容師との会話の中で、彼は「自分なんかがそんな髪色をしてもいいのかな…」という不安を口にしたといいます。
彼自身はこの挑戦を「背伸び」と表現していましたが、美容師の大月さんはそれを「格好良くなるための確かな一歩」だと受け止めました。
ただ派手にするのではなく、その人らしさを引き出すのが大月さんの信条。「初カラーでいきなり強い色にするより、少し薄めのピンクのほうが、繊細さと柔らかさのバランスがとれていて、より洗練された印象になります」と提案 。お客様も納得し、施術がスタートしました。
■「新しい自分に出会うスイッチ」
施術が終わり、鏡の前に座った彼は、はにかみながらも満面の笑顔に。そして、冒頭の「“髪型で人生は変わる”って言ってた意味がわかりました!」という言葉が飛び出したのです 。その晴れやかな表情に、大月さん自身も喜びがこみ上げてきたといいます。
大月さんは、この体験を「大挑戦どころか、大冒険だったと思います!」と振り返ります。自身も学生時代におしゃれに夢中になった経験から、「これからいろんな未来と可能性を持つ彼の挑戦を、全力で応援したくなった」と語りました。
投稿には、「髪型を通じて、もっと自分を好きになってほしい」「かっこいい髪型が心の武器になるように」という大月さんの願いが込められています 。初めてのヘアカラーを終えた彼が「他の色も試してみたい」と前向きに話していたことからも、その想いは確かに届いたようです。
ヘアチェンジは、単なるスタイルチェンジではない。新しい自分に出会うためのスイッチだ--。一人の大学生が見せた笑顔が、そのことを改めて教えてくれました。