あどけない幼稚園時代(6歳)/てったさん(@tettaelua)提供
あどけない幼稚園時代(6歳)/てったさん(@tettaelua)提供

一人の男性が6歳から25歳の現在に至るまでの成長記録をTikTokに投稿したところ、幼いころからの変わらない美形ぶりに「ずっと人生のピーク」「最初から最後までイケメン」などとコメントが寄せられ、話題となりました。

投稿主は、モデル業の傍ら宮古島のハンバーガーショップで働く、てったさん(@tettaelua)です。あどけない幼稚園時代から、体重100kg超のラグビー選手時代、スーツを着こなす保険営業マン時代を経て、宮古島で過ごす現在の自然体な姿を写した動画には、20年間にわたる“生き様”の軌跡が映し出されていました。

今回の投稿のきっかけは、過去の写真を見返したことだったそう。

「地元の下町で過ごした幼少期、山梨の大学で励んだラグビー生活、東京での営業職--。本当にいろんな経験をさせてもらったなと感じました。同時に、宮古島で暮らしている現在の生活に、昔の自分からは一ミリも想像できなかった人生だな…と改めて驚いています。そんな“生き様”を『成長記録』という形で残したいと思い、TikTokで発信をしました」

幼少期から身長は高かったものの、体は細くて太りにくい体質だったという、てったさん。中学生でラグビーを始めたものの、高校生で首に大きな怪我をしてしまいます。医師からは、「次に同じ箇所を痛めたら半身不随になる可能性がある」と宣告され、大学でラグビーを続けるか本気で悩んだといいます。

「しかし、『ここで諦めたら、これからの人生でも諦め癖がつく』と思い、覚悟を決めて4年間プレーを続けることを決意しました」

ラグビーで外国人留学生とポジションを争うなかで「このままでは怪我をする」と感じたてったさんは、体重75kgから100kg超への増量を決心。1日10合の白米に大量のたんぱく質を摂取し、朝晩2回のウエイトトレーニングとラグビーの練習を1年間継続し、最終的には体重103kgにまで増やすことに成功します。

「今振り返ると、人生で一番自分を追い込んだ時期でした。おかげでその後、首の怪我もなく4年間プレーできました」

大学を卒業して社会人になると、保険営業の仕事へ就くことに。

「会社員といえば、多くは毎日デスクでパソコンのキーボードを打つような仕事になるとイメージしていたんです。そこで、営業職なら外回りで多くの人と関われるし、仲間と成績を競い合う環境がラグビーとも似たやりがいを感じられると考え、保険営業を選びました」

いざ働き始めると、金融知識には自信がなかったものの、成績は常に上位をキープしていたそう。

「先輩や、ライバルであり仲間でもある同期に恵まれ、本当に充実した日々を過ごしました」

営業では第一印象を大切にしていて、スーツ・シャツ・ネクタイ・髪型など身だしなみにはかなりこだわっていたそう。そんな髪型へのこだわりは投稿内の写真にも表れており、前髪をきっちりと固めたオールバックヘアからは気合いが感じ取れます。

そんな彼が現在暮らしているのは、沖縄県の宮古島です。物心ついた頃から、用事がなくても海へフラッと出向くことが多かったそうで、宮古島への移住の決め手となったのも「海」だったと明かします。

「海は言葉ではうまく説明できませんが、不思議とパワーをもらえる、自分にとってなくてはならない存在です。毎年沖縄に行っていて『いつか住む』と決めてはいたものの、当初は老後になるだろうと考えていました。でも、『老後に行ってもできることは限られる。今しかできないことをやろう』と考え直し、思い切って移住を決断したんです」

移住後の現在は愛犬との2人暮らしを楽しみながら、自身が「宮古島で一番おいしくてイケてる店」と語るハンバーガーショップ「SUNDAYS宮古島」に勤務中。

「今後は都内でのモデル活動と並行して『SUNDAYS』を盛り上げながら、宮古島での暮らしを発信していきたいと思います」