山奥のセカンドハウスに作ったビオトープで、緑色の糸状の藻「アオミドロ」が大量発生。お掃除役としてヤマトヌマエビ100匹を投入したものの、13日後に待っていたのは“全く変わらない景色”でした。そんな“自然との共生実験”を記録した投稿がInstagramで話題となり、予想に反した結果に「働いてないんかーい!」「えびさん、もっと頑張れー!」とツッコミのコメントが相次いでいます。
投稿したのは、川沿いの家でビオトープを作るinaka_gurashi_kagaさん(@inaka_gurashi_kaga)。ビオトープの整備経過や集まってくる生き物たちとの共生エピソードなど、話を聞きました。
投稿主さんが山のセカンドハウスにビオトープを作ろうと思ったきっかけは、敷地内にあった未使用のスペースを発見したことだそう。生き物好きということもあり、当初はペットのように何かを飼いたいと思っていたそうですが、セカンドハウスであることから毎日のエサやりは難しいと判断。そこで、エサを与えなくても自然の中で生き物が自立できる「ビオトープ」を選択したといいます。
「もともと前の家主さんがワサビを作っていたスペースが余っていたので、そこを活用することにしました」
そんな中、悩みの種となったのがアオミドロの大量発生。水の中に緑の糸のような藻が繁殖し、美観を損なうだけでなく、生き物にも悪影響を与えかねません。そこで投入したのが、アオミドロを好物とするヤマトヌマエビ100匹だったといいます。「これで一安心!」と胸をなでおろしていたものの、13日後に見た光景は期待とはかけ離れたものだったそう。
「えっ…こんなに減らないものなのか!?と思いました。もっと効果を期待していたので」
エビたちの様子を見ていると、一箇所に集まって動いていないことに気がつきます。動画内では、「ほぼ全員ここでサボってます」と表現。しかし投稿に寄せられたコメントを見ていて、エビたちが動かなかった理由がわかり納得したのだとか。
「同じビオトープ内にカエルやイモリも多くいるので、どうやら天敵から身を守っていたようでした」
一方で、元気に泳ぐメダカたちの姿は、ビオトープの癒しの象徴となっているといいます。
「ビオトープで成功している点は、やはりメダカやエビが産卵して増えている点と、モリアオガエルやイモリなどの両生類が自然に集まってきてくれている点ですかね」
さらに、ビオトープ周辺には思いがけない来訪者も。監視カメラに映ったのは、親子らしきネズミの姿でした。
「ネズミはその後現れることはなかったので、住処探しに立ち寄っただけだと思います。きっと気に入らなかったんですね(笑)」
ほかにも、このビオトープにはさまざまな生き物がやって来るのだとか。
「アカハライモリ、ヤマアカガエル、モリアオガエル、ヤゴ、猿、うさぎ、サワガニなどがやって来ました」
そんなビオトープについて、あきさんは新たな構想もあると話します。
「今後は大きな生簀も同じスペースにあるので、アマゴやイワナなどの川魚も育てながら、もっと生き物のバリエーションを増やしていこうと思います」
























