丸谷聡子明石市長の本物のアカウント
丸谷聡子明石市長の本物のアカウント

 交流サイト(SNS)「インスタグラム」に、明石市の丸谷聡子市長を名乗るなりすましアカウントが開設され、投資などを勧誘する不審なダイレクトメッセージ(DM)の送信に使われていることが分かった。既に一部の市民が受け取っており、丸谷市長が自身のアカウントのプロフィルで注意を呼びかけている。

 この偽アカウントは「丸谷さとこ」(satokomarutani_)と名乗り、説明文にも「第15代 明石市長」と記載。アンダーバーが付いている以外は、実際に丸谷市長が作成したものとそっくりだ。24日午後2時時点でフォロワーは4人。本物のアカウントには1657人のフォロワーがいる。

 偽アカウントは不審なDMを不特定多数に送信しているとみられ、受け取った市民によると今月22日、「経済や投資が無料で学べる」などとLINE(ライン)に誘導するメッセージが突然送られてきた。

 丸谷市長によると、本物のアカウントは以前作成した個人のもので、市長就任後は運用していなかった。偽アカウントの存在は神戸新聞の指摘で気付いたという。丸谷市長は「偽アカウントを報告し、フォロワーに注意を呼びかけた。私に限らず、SNSでのなりすましが最近多発しているので、市民の皆さんも警戒して」としている。(杉山雅崇)