声優で鉄道ファンとしても知られる大石恋々菜さん(大石恋々菜さん提供)
声優で鉄道ファンとしても知られる大石恋々菜さん(大石恋々菜さん提供)

鉄道の一人がけ座席がSNS上で大きな注目を集めている。

「関西の良いところ 1人席がある」

と紹介したのは声優で鉄道ファンの大石恋々菜さん(@oishi_kokona)。

今回、大石さんが利用したのは和歌山県を南北に走るJR西日本きのくに線。JR、近鉄、阪神、京阪、山陽など関西の鉄道では一般車両でも一人がけの座席を見かけることがあるが、どうやらこれは全国的には珍しいようだ。大石さんにお話を聞いた。

--大石さんが普段利用する鉄道には一人がけ座席は?

大石:関東在住ですが、通勤列車のような車両には一人席は存在しません。ですが関西の多くの鉄道には一人席があり、特に縦に長い和歌山県の旅にはとっても快適です。大阪方面に向かう際も、和歌山~大阪の約1時間半の長旅には欠かせない存在です。

和歌山は関東では考えられないくらい車両内が空いているので、一人席の争奪戦難易度が高くないのも魅力です。今回投稿の写真でも分かるように一人席はガラガラでした。

--関西人なので一人席は当然どこにでもあるものだと思ってました。

大石:私の日常にはないものなので、大阪環状線に乗る際も323系ではなく、わざわざ223系か225系を待って乗るほど一人席が大好きです。周りに干渉されずに景色を見ながらぼーっとできるし、スーツケースを持っている際に横に置きやすいのもいいですね。

また“一人”とは言っても関西の車両は転換クロスシートというものが存在し、いつでも向かい合わせに出来るのも魅力的だと思います。

--投稿に大きな反響がありました。

大石:共感の声が多くて、気が合う方が多いなと思いました。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「関西空港に向かう快速電車でスーツケース等の大荷物用に通路を確保するために1席分減らしたって聞いたことある!1人席の転換クロスシートはありがたい」
「関西は関東に比べてこーいう転換クロスの座席が多いですよね~!関東だと京急の2100くらいですのでw」
「阪急嵐山線6300系もぜひ乗りに来ていただいて……(再来年春までに嵐山線ワンマン化に伴い引退か?との噂)」

など数々のコメントが寄せられた今回の投稿。なお今回の話題を提供してくれた大石さんは来年1月から「サン宝石」の人気キャラクター「ほっぺちゃん」を原作としたTVアニメ『ほっぺちゃん~サン王国と黒ほっぺ団の秘密~』への出演が決定。ガーディアンズの前に立ちはだかる「黒ほっぺ団」の毒ほっぺちゃん役ということなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)