連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

経済評論家 内橋克人を読む

  • 印刷

 バブル崩壊直後の九〇年代初め、私たちの社会は完全失業者百三十四万人を数えるに過ぎなかった。それが九五年には二百十万人、九九年に三百十万人、そしていま三百四十万人へと進んだ。十年そこそこで二倍半以上への急増であり、このままでは完全失業者五百万人超の「高度失業化社会」は間近い。

 去年夏、完全失業率5%超へと急激な悪化が告げられたとき、当時、人気絶頂の小泉首相は「そろそろ民間も構造改革に手をつけ始めたというところだ」と他人事のように受け流した。以降、失業率は悪化の一途をたどり今日に至っている。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2002/2/27
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ