連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

経済評論家 内橋克人を読む

  • 印刷

 小泉政権は二〇〇六年度一般会計予算の政府案を決定した。五年に及ぶ同政権にとって最後となるこの予算案には、二本の旗が掲げられている。

 一つは八年ぶりに八十兆円を切った一般会計であり、もう一つは五年ぶりに三十兆円以下に抑制された新規国債発行額である。巨額の財政赤字が国家危機として喧伝(けんでん)されるこの国にあって、巧みな数字合わせでひねり出された二本の旗は、財政健全化への一歩として、マスコミ対策上、十分すぎるほどの効果を発揮した。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2005/12/30
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ