難病研究支援の輪を広げようと、筋肉が骨に変わる「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」と闘う明石市の山本育海さん(26)と市内外の高校生が、校内や地域で寄付を募っている。明石清水高校(同市魚住町清水)では13日朝、山本さんと生徒会のメンバーらが協力を呼びかけた。(領五菜月)
■「小さな 力積み重ねたい」
山本さんが明石商業高校の3年生だった2015年、当時の同級生らと難病支援を目的に「193(いくみ)募金」を始めた。以来、趣旨に賛同した高校生が毎年山本さんの誕生日である12月14日を中心に活動を続けており、今年で10回目。今回は、市内外から17校が参加した。