漁師の戎谷道男さんから話を聞く(左から)田中陽樹さん、木村櫂士さん、織田遥士さん=明石浦漁港
漁師の戎谷道男さんから話を聞く(左から)田中陽樹さん、木村櫂士さん、織田遥士さん=明石浦漁港

 中学2年生が地域で職業体験する「トライやる・ウィーク」で、神戸新聞明石総局(明石市相生町2)で活動する中学生3人が3日、明石浦漁港(同市岬町)を訪れた。明石浦漁協の職員や漁師に話を聞き、活気ある競りの様子を取材した。

■取れたての魚、鮮度保つ工夫

 明石浦漁協の競りには日々、明石沖で取れた新鮮な海産物が運び込まれ、それを販売業者が買い求めに来る。漁師の戎谷(えびすだに)道男さん(51)によると、魚を新鮮に保つには、魚をきれいな水に泳がせて適度な酸素を与え続けることが重要だという。競り落とされた魚は、暴れて傷が付かないうちに素早く締められていた。競りの勢いにも、その技術にも驚いた。