生産されたWCSのロール=南あわじ市松帆北方
生産されたWCSのロール=南あわじ市松帆北方

 コメの価格高騰が続き、政府が増産の方針を打ち出す中、同じ田畑で複数の作物を栽培する二~三毛作が定番の南あわじ市で、交付金を得られる牛の飼料用稲の作付けを手掛ける農業者から「メリットが減るのでは」と不安の声が上がっている。同市ではレタスなどの野菜栽培に加え、近年は「事実上の減反政策」と呼ばれる飼料用稲生産が増えている。関係者は、交付金額の変化など今後の国の具体策を注視している。(劉 楓音)