師走の雨で霧に煙る境内。社殿へと続く石段を上ると、思わずのけ反るほどの巨石が厳かな姿を現した。
淡路市の柳沢地区にある、岩上神社。巨石は「神籬(ひもろぎ)岩」と呼ばれ、神様が下りてくる「よりどころ」を意味する。その形から「烏帽子(えぼし)岩」とも言われる。
高さ約12メートル、周囲約16メートルの花こう岩で、大きさは淡路島内最大級だ。岩上山(標高211メートル)の中腹にあり、周囲にも数個の巨石がある。
「ごっつい大きい」
奈良県から旅行で来ていた玉置久稔(ひさとし)さん(63)がつぶやいた。岩上神社を参拝するのは2回目で、島内のほかの巨石も見て回るという。中学校の元理科教員で、神社や岩巡りを趣味とする。























