将棋の「伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負第2局は15日午後12時半、1日目の昼食休憩に入った。両対局者はいずれも神戸牛を使ったメニューを選択、午後に向けて英気を養った。午後からの勝負も熱い展開になりそうだ。
挑戦者の永瀬拓矢九段(32)は「神戸牛肉うどん膳」をチョイス。しかも大盛りを特別に注文した。14日のインタビューで、対局場となっている神戸・有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で谷川浩司十七世名人(63)=神戸市=らが“勝負めし”として好んだ「神戸牛肉うどん」の存在を知り、前夜祭で「多くは食べられないけど、神戸牛を堪能したい」と話していた。
大盛りの注文を受け、「中の坊瑞苑」では、うどんとご飯を1・5倍にして用意。淡路島産のエビや玉ねぎの天麩羅のほか、デザートも添えられており、大食漢として知られる永瀬九段のおなかを満たせそうだ。
藤井聡太王位(22)=竜王、名人、王座、棋聖、棋王、王将=は「神戸牛すき鍋膳」を注文。うるめ節など4種類から出汁を取り、濃い口醤油や砂糖で味付けした。目の前で火を通し、ぐつぐつ、熱々の状態で提供するという。
2人が注文したメニューは、同旅館内にあるレストラン「旬彩猪名野」で食べられる。神戸牛すき鍋膳は3520円(税込み)。神戸牛肉うどん膳は3850円(同、大盛りは対応不可)。(津田和納)
【王位戦中継サイト】こちら
【特集ページ】王位戦