淡路夢舞台は、明石海峡大橋の開通を念頭に、兵庫県が1992年に発表した「淡路島国際公園都市」構想で中核施設に位置付けられた。95年の阪神・淡路大震災を経て完成した復興のシンボルでもある。
■日韓共催W杯で話題も、初期投資が経営の負担
開業した2000年には淡路花博の会場となり、多くの観光客でにぎわった。02年の日韓共催サッカーワールドカップ(W杯)では当時のウェスティンホテル淡路(現グランドニッコー淡路)にイングランド代表が宿泊し、話題になった。
しかし、過大な初期投資が経営の負担となり、03年には県企業庁がホテルを約130億円で購入。管理運営を担う第三セクターの夢舞台にリースする方式で経営を支援した。
開業から20年を超え、近年では設備の老朽化なども課題に。ホテルは利用者数が22年度に新型コロナウイルス禍前を上回ったが、展望テラス内のレストランや温室は60%を下回る。
ただ「類を見ない規模の安藤建築の集積で、世界的にも価値がある」(企業庁)。売却や民間資本の導入、連携など、管理運営手法を検討し「世界的観光・交流拠点として淡路夢舞台のグレードアップを図りたい」とする。
県は、22年度末時点で768億円の借金残高を抱える地域整備事業の抜本的な見直しを進めており、淡路夢舞台の運営手法の検討はその一環。(西井由比子)























