神戸新聞NEXT
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 衆院選が27日、公示され、兵庫9区(明石、洲本、南あわじ、淡路市)では前職と新人の計4人が立候補を届け出た。明石市内で第一声を上げた4人は、高市早苗首相の政権運営への評価や物価高対策、安全保障政策などをテーマにした論戦を繰り広げる。(届け出順)

■山寺崇仁氏(53)参・新 日本でなくなる危機感で

 日本の停滞した経済の再興にはまず減税が必要。消費税廃止を目指し、一気に難しければ段階的に消費税率を下げる。必要なところには積極的に投じる財政政策を訴える。

 党の理念は「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」。衆院選では「アイアムジャパン」を掲げる。日本人としての誇りを取り戻し、一人一人が日本を背負って立つと胸を張ってほしい。偏差値を重視する教育、一つの物差しで評価しようとする社会を変えていきたい。

 「外国人問題」という言い方は好きではない。ルールのない受け入れが問題。日本の文化や秩序を受け入れてもらえる方には来てもらい、そうでなければお帰りいただく。そんなルールを決めるべきだ。

 10年ほど住んだ思い入れのある明石の町。国政に関するみなさんの思いを肌感覚で知りたい。今のままでは日本は日本でなくなってしまう、そんな危機感を持って挑む。(まとめ・赤松沙和)

■西村康稔氏(63)自・前 「力強い経済」を実現する

 高市首相の「責任ある積極財政」で経済を成長させ、皆さんの賃金・手取りを増やす。これをもっと前に進め、活力を維持しながら地域の魅力も大いに発揮して、日本のモデルとなるような成長を生む。そんな明石と淡路の未来を描いていきたいと思っている。

 皆さんに、政策について三つの約束をする。一つは力強い経済政策、二つ目は全ての人が安心できる社会保障、三つ目は国を守る外交・安全保障だ。西村にしかできないことをやらせてください。誰にも負けない。必ず実現する。

 昨年は皆さんにご心配をかけ、たくさんのお叱りをいただいた。反省の上に立って原点に立ち戻り、再出発をしている。気を引き締めて、未来に向かって歩んでいきたい。

 今回の選挙は政権の枠組みが変わって、非常に厳しい戦いになっている。「高市・西村」で日本の未来を切り開く。皆さんの力をください。(まとめ・杉山雅崇)

■橋本慧悟氏(37)中・前 国民の暮らしに寄り添う

 高市首相になり、「経済最優先」を掲げたので、私も期待した。しかし、予算の年度内成立という政府の最大の役割を放棄してまで真冬の選挙を選んだ。

 物価高対策はずっと叫ばれているが進んでいない。私たちは、命と健康に直結する食料品は消費税をずっとゼロにする。そのほか家賃補助など、国民生活に寄り添った政策を打ち出している。

 中道改革連合への入党は悩んだが、無所属でできることは限られる。中道という言葉はまさにど真ん中、極端に右にも左にも傾かない国民のための政治をするということだ。人が真ん中という思いに共感し、入党を決意した。

 これは、市民の力でどんな社会にしたいかを決める選挙。自分都合の解散をする与党か、国民の暮らしに寄り添う私たちか、政権選択の選挙だ。金権政治や古い政治から脱却し、国民目線の政治をわれわれと共に始めていただきたい。(まとめ・森信弘)

■伊藤和貴氏(73)共・新 思い切った消費税減税を

 急な選挙になった。高市首相は何を嫌がって国会論戦から逃げたのか。1点目は自民党の抱える政治とカネの問題、2点目は自民党と旧統一教会の癒着問題をこれ以上追及されたくないという思いからだろう。

 高市首相は就任時に物価問題が第一だと言ったが、達成できたのはガソリン税の減税だけ。消費税を直ちに5%に減税し、0%にすることを私たちは求めている。国の予算を思い切って消費税減税に充てれば、物価も安定させられる。

 平和の問題も重要だ。ロシアがウクライナに侵攻したとき、自民党の議員は「力による現状変更は認めない」と主張した。しかし、米国がベネズエラのマドゥロ大統領を自国に連行しても、「国際法を守れ」などと言わなかった。

 私たちは戦争か平和かという岐路に立っている。若者が本当に未来に希望を持って生きていける社会にしたい。(まとめ・新田欧介)

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