神戸空港を発着する国際チャーター便について説明する久元喜造神戸市長=5日午後、神戸市役所(撮影・大田将之)
神戸空港を発着する国際チャーター便について説明する久元喜造神戸市長=5日午後、神戸市役所(撮影・大田将之)

 神戸空港に就航する国際チャーター便は、韓国と中国、台湾への週40往復の運航でスタートすることが決まった。チャーター便と定期便の違いはあるが、神戸の国際線運航便数は、現ダイヤで国際定期便が週37往復する仙台空港(宮城県)とほぼ同水準になり、旅客数で国内8位の「国際空港」になる可能性がある。

 東京、大阪の両航空局が公表した2024年旅客数(速報値)によると、仙台空港の国際線は約47万人だった。国内では那覇空港に次ぐ8番目の多さという。神戸空港の24年の国内線旅客数は約358万人で、仙台の24年4~12月の国際線旅客数(約35万人)を考慮すると、神戸の25年の総旅客数は400万人前後が視野に入る。