神戸空港を発着する国際チャーター便について説明する久元喜造神戸市長=5日午後、神戸市役所(撮影・大田将之)
神戸空港を発着する国際チャーター便について説明する久元喜造神戸市長=5日午後、神戸市役所(撮影・大田将之)

 4月18日に運航が解禁される国際チャーター便の全容が公表された神戸空港(神戸市中央区)。就航先にルーツがある市民は「夢に見た直行便」と喜び、観光関係者は大阪、京都に水をあけられているインバウンド(訪日客)の取り込みを期待する。神戸、兵庫の空の玄関口が、ようやくアジアに開かれる。

 「家族で『やったな』とラインを送り合った」。神戸市中央区の主婦新井永子さん(54)は、大韓航空が1日2往復する韓国に祖父母の故郷があり、親戚もいる。年に4、5回は訪れるといい、「格段に便利になる。韓国から神戸に来る親戚にも早く知らせてあげたい」と声を弾ませた。