第2ターミナルの搭乗待合エリアに開業した土産物店=17日午前、神戸市中央区、神戸空港(撮影・吉田敦史)
第2ターミナルの搭乗待合エリアに開業した土産物店=17日午前、神戸市中央区、神戸空港(撮影・吉田敦史)

 神戸を観光して宿泊するインバウンド(訪日客)の数は長年、大阪や京都に大きく水をあけられてきた。昨年4月、神戸空港の国際化で潮目が変わった。市内の訪日客宿泊数は2025年、過去最多を更新した。百貨店などの売り上げも堅調だ。中東情勢や日中関係の悪化が観光業界に影を落とす中、ビジネス客の利用促進や路線拡大を官民で進められるのかが今後の鍵を握る。(末永陽子、荻野俊太郎)

 「チャーター便が就航した台湾や韓国のお客さまが一気に増えた」と、神戸ポートピアホテル(神戸市中央区)の担当者は笑顔を見せる。この1年、東アジアからの宿泊客は前年比1・3倍に増加。個人旅行客に限ると1・7倍に急増した。客室のテレビやウェブサイトの問い合わせ機能を多言語化するなど、外国人向けサービスに力を入れる。

 昨年の大型連休中にベトナム便が飛んだ際は、目に見えて同国の宿泊者が増えたという。担当者は「ルートの拡大は客数に直結する。東南アジア路線や国際定期便の実現を」と期待した。