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 【堀江さんから】

 5月23日午前11時、北緯26度、東経142度付近。

 5月16日に東経150度を越えました。すでに南鳥島も越えているので日本との時差をなくしました。出航してから50日経過しました。出航直後に嵐の洗礼を受けましたが、その後は南鳥島までは絶好調でした。しかし、現実は厳しいですね。南鳥島以降は急ブレーキがかかり、特に16日以降は風と波に振り回される1週間でした。

 5月18日、スタッフから「新聞の天気図を見ると、ヨットの位置の雲の様子が分かるようになった」と連絡がありました。小笠原や硫黄島は梅雨前線の南側で晴れています。北硫黄島まで約500キロ。あと2日から3日で通過の予定と、この時点では考えていました。それが大きな間違いでした。

 5月19日は天気予報で風の急変や天候の不安定に注意するようにありました。午前1時ごろ、スコールが来ました。波は比較的小さいものの、風向きは東西南北と安定せず、午前3時ごろまで振り回されました。

 5月20日は一転して波は小さく風も弱い日でした。これまでの航海でも日本近海に来ると貿易風も途切れ、苦しい航海が続きました。今回は風が弱いだけでなく、吹いても向かい風。波も1メートル以下と大阪湾クラス。穏やかすぎます。

 5月21日は南風です。前へ進むことはできます。南西の風に変わると、どうしても北へ振られ、前へ進むのが難しくなります。こんな日が1週間以上続いています。食糧の心配はありませんが、「早く良い風吹いてくれ」と祈っています。それでも母島(東京都小笠原村)まで80キロ、北硫黄島まで120キロのところまで来ました。

 5月23日。昨夜はスコールのでっかいのが何個も来て大変でした。ヨットは、右へ行っても左へ行ってもバックする始末。寝ずに頑張ったのですがダメでした。朝になって天候も少し回復し、前へ進みだしました。現在、北硫黄島を左手に見て航行中です。順調に走ることができる天候に早くなってほしいですね。

 【子どもたちとの交信】

 僕は父親が堀江さんと同じくヨットに乗っているので、少しだけ体験談を聞かせてもらったことがありますが、堀江さんは単独無寄港なのですごいですね! あと少しなので頑張ってください!(西宮浜義務教育学校6年生)

 ずっと挑戦している堀江さんはとてもかっこいいです。私も新しいことに挑戦します。私も頑張るので、堀江さんも最後まで頑張ってください!(西宮浜義務教育学校7年生)

 私は小学生の時に貝類館でマーメイド号の中を見たことがあります。あの中で生活するのは難しいと思うのに、太平洋を横断できるのはすごいです。しんどいこともあると思いますが頑張ってください。応援しています!(西宮浜義務教育学校9年生)

 -応援メッセージありがとう。今、ヨットは東京都小笠原村母島の近くを通過しました。アメリカを出発して58日目です。ここ1週間ほどは、天候に恵まれず、ヨットが思うように前へ進めません。22日から23日にかけては大きなスコールが何度も来て大変でした。ほとんど徹夜でした。寝不足でちょっとだけシンドイですが、頑張って航海していきます。

【バックナンバー】
【洋上通信9】ラッキー。サンマの缶詰発見
【洋上通信8】良い風、1週間早く航程6割到達
【洋上通信7】日付変更線を通過
【洋上通信6】命綱付けてシャンプー
【洋上通信5】オアフ島沖合1・5マイルを通過
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【洋上通信3】夜の海に映る星空
【洋上通信2】ハワイまで1300マイルの所に
【洋上通信1】いきなり嵐 その後は順調
【下】海を切り開いた先達に今も憧れ
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