大蔵海岸で行われた全日本ビーチサッカー大会でプレーする藤川朋樹さん(提供)
大蔵海岸で行われた全日本ビーチサッカー大会でプレーする藤川朋樹さん(提供)

■全日本ビーチサッカー3位に貢献「頑張る先生見せたい」

 欧州でのプロサッカー経験を持ち、フットサル日本代表としても活躍した藤川朋樹さん(37)=猪名川町出身=が、ビーチサッカーの舞台で輝きを放っている。持ち前の得点感覚を生かし、9月に明石市で行われた「全日本ビーチサッカー大会」では3位入賞の原動力になった。普段は六甲学院(神戸市)で保健体育を教える藤川さんは「もう一度世界の選手と戦いたい」と向上心を燃やし続ける。(尾藤央一)

 その経歴は異色だ。猪名川中から大阪・関大北陽高を経て大阪体育大に進み、卒業後はサッカーからフットサルの道へ。2009年にフットサルFリーグのデウソン神戸に加入した。日本代表にも選ばれたが、プロサッカー選手の夢をあきらめきれず、25歳で渡欧。ポーランド2部リーグでプロ契約をつかみ、女子サッカーINAC神戸元監督の星川敬さんの下でもプレーした。