インセクトホテルの部屋から竹を取り出す森野光太郎さんと、科学研究部の生徒たち=県立伊丹高校
インセクトホテルの部屋から竹を取り出す森野光太郎さんと、科学研究部の生徒たち=県立伊丹高校

 さまざまな昆虫を観察するため、県立伊丹高校(伊丹市緑ケ丘7)に10年以上置かれていた「インセクトホテル(虫ホテル)」が、この秋に初めて解体され、生徒らが「宿泊者」の調査を進めている。これほど長期にわたって昆虫の暮らしを追った研究は日本でも珍しいといい、周辺の生態系を知るための貴重なデータとして注目されている。(地道優樹)