○と×の記号がびっしり並ぶ「過去問を解く用のノート」。4年間で10冊以上を作った
○と×の記号がびっしり並ぶ「過去問を解く用のノート」。4年間で10冊以上を作った

 弁護士を目指す関西学院大法学部3年の秋吉美帆さん(21)=芦屋市=が、難関の司法試験に合格した。受かったのは2年生だった2022年9月で、当時はまだ19歳。合格者1403人のうち19歳以下は秋吉さんを含め2人だけだった。秋吉さんは今年3月に大学を早期卒業し、約1年間の司法修習に臨む予定だ。在学中、一体どんな勉強をしていたのか。(地道優樹)

■暗記アプリを見ながら通学

 秋吉さんが弁護士を志したのは中学3年の時。「知識や経験をほかの人のために生かせる職に就きたい」と考え、真っ先に思い浮かんだという。「同級生には家庭の事情で就職する子もいた。進学できる環境にいる以上は、そこで得たものを誰かのために使うべきだと感じた」と話す。