住宅地として発展を遂げた甲子園地域の成り立ちを紹介する会場=西宮市川添町
住宅地として発展を遂げた甲子園地域の成り立ちを紹介する会場=西宮市川添町

 1924(大正13)年の阪神甲子園球場開場後、スポーツや娯楽施設が集積し、郊外住宅地としても発展を遂げた周辺の歴史を紹介する特別展「甲子園の足跡(そくせき)-枝川・申(さる)川から甲子園へ」が西宮市川添町の市立郷土資料館で開かれている。「甲子園」の名が地名にまで付されるようになり、プロ野球や高校野球の人気の高まりとともに全国に知られるようになった軌跡をたどる。(西尾和高)

 郷土資料館によると、甲子園地域は同市の甲子園口北町から浜甲子園、甲子園浜までの南北と、上甲子園から甲子園一、三番町とされる。同球場の開設100年を記念し、初めて企画した。