■悩みに大小はない、誰かに伝えて
夏休みなどの長期休暇明けに増加しがちな小中高生の自死を防ごうと、武庫川女子大(西宮市)の学生がアニメーション動画を作り、尼崎市の公式YouTubeチャンネルで公開している。しんどい気持ちを抱えた本人向けと、周囲の人向けの2本で、制作した学生は「悩みに大小なんてない。モヤモヤした気持ちがあったら話してみてほしい。もし隣にいる人が少し違う様子だったら、気負わず寄り添ってあげて」と呼びかける。(広畑千春)
9月10~16日の自殺予防週間を前にした同市の取り組みの一環で、初めての試み。今年4月、武庫女大情報メディア学科の肥後有紀子准教授のゼミに依頼し、3年生9人が2グループに分かれ、約4カ月かけて仕上げた。