伊丹から江戸へ船で清酒が運ばれた道のりをたどる催しに向け、決起集会で気勢を上げる関係者たち=伊丹市中央3
伊丹から江戸へ船で清酒が運ばれた道のりをたどる催しに向け、決起集会で気勢を上げる関係者たち=伊丹市中央3

 江戸時代に清酒発祥の地・伊丹から江戸へと酒が運ばれた舟運の道のりをたどる催し「伊丹諸白(もろはく) 猪名川下り酒ウォーク」が20日、伊丹市東有岡2の小西酒造を起点に開かれる。大八車に見立てた台車に菰樽(こもだる)を載せ、尼崎市戸ノ内町まで約8キロを歩く。菰樽はその後、小型船舶で大阪北港へ運ばれ、27日にセーリングヨットで東京へと出航する。

 日本遺産に認定されている神戸・阪神間の酒造りの物語「『伊丹諸白』と『灘の生一本(きいっぽん)』下り酒が生んだ銘醸地、伊丹と灘五郷」にちなみ、セーリングヨットの愛好者と日本酒好きの市民有志が企画した。