阪神・淡路大震災30年に合わせた防災シンポジウムが8日、西宮市の武庫川女子大中央キャンパスで開かれ、前兵庫県知事の井戸敏三さん(79)が、復興をめぐる教訓を約300人の前で話した。昨年1月の能登半島地震で初動や復興の遅れが課題になったことを踏まえ、井戸さんは「われわれの記憶、体験が次の世代に学ばれていないのではないか」と疑問を呈し、「南海トラフ巨大地震は必ず起こる。次なる災害への備えが今こそ問われている」と強調した。(地道優樹)
阪神・淡路大震災30年に合わせた防災シンポジウムが8日、西宮市の武庫川女子大中央キャンパスで開かれ、前兵庫県知事の井戸敏三さん(79)が、復興をめぐる教訓を約300人の前で話した。昨年1月の能登半島地震で初動や復興の遅れが課題になったことを踏まえ、井戸さんは「われわれの記憶、体験が次の世代に学ばれていないのではないか」と疑問を呈し、「南海トラフ巨大地震は必ず起こる。次なる災害への備えが今こそ問われている」と強調した。(地道優樹)