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 兵庫県尼崎市は26日、印鑑証明書のコンビニ交付サービスを一時停止したと発表した。24日まで実施していたシステムメンテナンス中のプログラムミスが原因で、証明書の印影が実物のサイズと合わない事例が19件確認されたという。市はプログラムを修正し、コンビニ交付を29日朝に再開する。

 市窓口サービス推進担当によると、25日午後2時過ぎ、銀行から「市民が提出した印鑑証明書の印影の大きさが実際と異なる」と問い合わせがあった。市が調べたところ、25日午前9時~午後2時半にコンビニで交付した印鑑証明書19件で、印影が実際よりも大きかったり、小さかったりした。大きさは大小さまざまで1~2ミリ差のものがあったという。

 市は不具合があった印鑑証明書を取得した市民らには今後、原寸大の証明書を郵送などで交付する。

 16~24日にシステムメンテナンスを行った際、委託業者の作業で起きたプログラムミスが原因といい、不具合はすでに修正した。

 市は動作確認を行った上、29日午前9時からコンビニ交付を再開する。27日に交付が必要な場合は、阪急電鉄塚口駅やJR尼崎駅、阪神電鉄尼崎駅前のサービスセンター3カ所で午前9時~午後5時半に受け付けている(日曜日は休み)。(金 旻革)