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市長や教育長への要望書を読み上げる姫路地区手をつなぐ育成会の山田直恵理事長=姫路市役所
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 兵庫県姫路市立城陽小学校の特別支援学級で担任をしていた元教諭の男性(39)=懲戒免職=が2018年以降、児童に差別的な暴言や体罰を繰り返していた問題で、障害がある子どもの親らでつくる姫路市内の3団体がインターネット上で合同アンケートを実施している。3日間で509件の回答があり、同様の被害を訴える内容も相次いでいる。3団体は、西田耕太郎教育長と清元秀泰市長に回答内容を報告し、原因究明や再発防止を申し入れた。

 この問題を巡っては、同校の管理職が、同じ教室で授業の補助をしていた女性職員から暴言や体罰の訴えを少なくとも7回受けたにもかかわらず、事実確認や市教育委員会への報告を怠るなど不十分な対応に終始した点も問題視されている。

 アンケートを実施しているのは、NPO法人姫路地区手をつなぐ育成会▽県自閉症協会姫路ブロック▽県LD親の会たつの子はりまブロック-の3団体で、いずれも知的障害や自閉症などがある子どもの親らでつくる。同様の事案を防ぐため、市内の保護者や教員らを対象に実態把握のためのアンケートを先月27日から実施。最初の3日間で509件(保護者299件、教員33件、一般177件)の回答があった。

 「過去5年で、姫路市内の特別支援学級で教員による暴言や体罰を見たり聞いたりしたことがあるか」との項目で、暴言について「ある」と回答したのは保護者の14%(43件)、教員の21%(7件)だった。体罰は保護者の13%(39件)、教員の9%(3件)が「ある」と回答し、具体的な内容も寄せられている。

 また、問題の背景・要因には「特別支援教育の知識や専門性の不足」「本人の資質の欠如」「教職員の負担増」を挙げる回答が目立った。育成会の山田直恵理事長は「悪質な暴言や体罰の報告が次々に上がっており、びっくりした。早急な調査と対策を」と話した。アンケートは育成会のウェブサイトから引き続き回答できる。

 市教委は、市立学校園長に同様の事案が起きていないか点検・報告するよう求めている。教職員を対象に児童生徒への体罰や暴言を見聞きしていないかを問う緊急調査も実施している。また、外部の有識者を加えて原因や再発防止策を考える検証委員会の準備も進めている。(井上 駿)

■読者のご意見募集します■

神戸新聞姫路本社は姫路市立城陽小学校の特別支援学級で起きた暴言・体罰問題を受け、読者の皆さんに特別支援教育についてのアンケートを実施しています。QRコードからアクセスし、投稿してください。また、今回の問題や特別支援教育全般に関するご意見もメール(himeji@kobe‐np.co.jp)、郵送(姫路版題字下に住所)で募っています。ご回答、ご意見は紙面で紹介することがあります。

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