「校内でも孤立しがち」「プロとしての意識が必要」-。兵庫県姫路市立城陽小学校の特別支援学級で起きた暴言・体罰問題について、神戸新聞姫路本社が募った意見には、元教諭と同様に特別支援学級を担当する教員から、さまざまな悩みが寄せられました。市教育委員会が設置した検証委員会は支援学級が抱える課題も調査しており、年内には報告書が教育長に提出される見込みです。
◇ ◇
特別支援学級の担任には、より高度な教育観が求められます。ですが、担任は、多くは小学校や中学校の教員免許で兼務しており、全員が特別支援学校の免許を持っているわけではありません。支援学級を担任する場合、専門の研修を受けますが、その内容が自分の担任する児童に見合っているかどうかは別問題です。
4月に新学期が始まると、教員は児童の特性の把握に努め、指導計画を作成します。ですが、その成果が出るまでには時間がかかり、1年たっても成長が見られない場合もあります。支援学級の担任は校内に数人しかおらず、孤立しがちで問題を抱え込みやすい。
このような支援学級の難しさを認識せずに成果を求めた結果、暴力や体罰に至ったのではないでしょうか。保護者の要求に応じようとして焦ってしまうこともあります。長い目で育てようとする寛容さが大切です。(県内、元教員)
自省の機会にしないといけません。私たちは子どもを導くプロとしての意識を強く持たなければいけないと思います。特に知的障害がある子どもは、教員側に問題があっても抗議できないケースが大半です。
子どもが学習内容を理解できないのは、子どもの発達に応じた指導ができていない教師側の責任です。
私が自分に課しているのは「わが子を安心して預けられる教師だろうか」と顧みることです。これからも自分を客観的に見るよう習慣づけ、同僚の言動にも目を配り、違和感を放置せず、丁寧に対話してお互いに改善していこうと思います。(県内、特別支援学校教員、40代女性)
どの特別支援学級でも起きうる問題だと感じます。暴言や体罰はいけないことですが、支援学級の担任は、人数が多くなると普通学級より大変。普通学級との交流などで打ち合わせも多く、精神的に疲弊してしまいます。そんな中の出来事だったのかもしれません。
私の勤務地では、不登校の児童を支援学級で受け入れることもあります。保護者のサポートや、子どもの問題行動に対する指導も並行して行っており、もう手一杯です。
そんな中、新型コロナウイルス禍でマスク着用となり、子どもの表情も分からない。家庭訪問も制限される中で、学級経営のストレスがたまったのではないでしょうか。「なんとかしないと」との思いでいます。(県外、元特別支援学校教員)
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