弁当製造販売の「まねき食品」(姫路市北条)は、世界遺産・国宝姫路城南の家老屋敷館(同市本町)に、新店舗「WA! DINING MANEKI(ワ・ダイニング・マネキ)」をオープンした。8月1~31日は期間限定で、大阪・関西万博で好評販売中の「究極のえきそば」(3850円)を提供する。
同社は1888(明治21)年創業。播磨地域、大阪などに弁当販売店や飲食店を展開し、万博会場にもレストランを出店する。
新店は2階の窓から大天守を一望でき、1階は立ち食いカウンターが中心。定番のえきそばだけでなく、播州百日鶏の親子丼、姫路グルメポーク「桃色吐息」を使った冷たいえきそばなどここでしか食べられないメニューも。スイーツ、土産商品もそろえる。
8月限定メニューの「究極のえきそば」は、「万博に行けないけど食べたい」「姫路でも食べたい」という声を受けて販売を決めた。すき焼き風の神戸牛を具材にし、従来のだしにホタテとハマグリのうま味を加え、特製の生麺を使用する。
竹田典高社長(44)は「国内外の観光客に楽しんでもらいたい」と話している。
午前10時~午後6時、年中無休。イベント開催時などは夜間営業も予定する。(金 慶順)