ニンニクの王様と称される「ハリマ王」(加西市)や、巻きずしで有名なマイスター工房八千代(兵庫県多可町)など北播磨の食を訪ねるツアーが5月に催される。
神戸新聞朝刊の連載「風と水と土と ひょうごテロワール」などにちなみ、神戸新聞旅行社が企画する「ひょうごテロワール環(めぐる)旅」の第4弾。ハリマ王は、戦前の強烈な風味を残す在来種のニンニクで、農家の北本奇世司さんが栽培している。巻きずしは、節分の日に1万8千本売れることもある大人気商品。東京・銀座にも販売店がある。
ツアーは9、10日が神戸・明石経由、16日が姫路・加古川経由で北播磨へ。同工房や名産の播州百日どり、播州地卵の製品がそろう「鳥、マルシェ。多可町」を訪ねる。播州百日どりを使った昼食後、兵庫県立フラワーセンターを経てハリマ王の花芽の収穫体験へ。環境負担を減らすものづくり「環(めぐる)プロジェクト」から生まれた純米吟醸酒「環」を醸す富久錦の直営店「ふく蔵」も訪問する。
同工房の巻きずし1本とハリマ王の花芽の土産付き。旅行代金1万1800円。神戸新聞旅行社TEL078・362・7174(辻本一好)