加東市からバンクシーが誕生するかも!? アートによるまちづくりを進めようと、大学生による建物のシャッターを活用したアート作品の制作に、加東市が取り組んでいる。市と連携する神戸芸術工科大学(神戸市西区)の学生16人が、壁画「芸術家の卵たち」(縦約2メートル、横約4メートル)を制作中。教員の指導の下、それぞれの個性を反映させた「私の卵」16個を描く。9月中にも、加東アート館(加東市下滝野)近くの倉庫シャッターに設置する予定だ。(金井恒幸)
「アートのまちづくり」の先行事業として、市と市観光協会が初めて企画した。本年度は、芸術家を目指す大学生たちの作品を、まちなかに数年単位で展示していく。まちに華やかさとにぎわいを生み出す狙いに加え、大学生らにも加東市を「自作のある場所」と思ってほしい、という希望を込める。