古代中国の打楽器「鐘」の一つを復元した相生産業高校の生徒たち=古代鏡展示館
古代中国の打楽器「鐘」の一つを復元した相生産業高校の生徒たち=古代鏡展示館

 相生産業高校(相生市千尋町)機械科の生徒が古代中国の打楽器「鐘(しょう)」を作り、県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」(加西市豊倉町)に寄贈した。昨年度の3年生7人が復元に取り組んだが、表面に掘られた文様の仕上がりなどに課題が残り、現在の3年生6人が思いを受け継いだ。完成した鐘は精巧に再現されており、たたくと「カーン」と澄んだ音が響いた。(村上晃宏)

 鐘は、つり下げて打ち鳴らす打楽器。音階の異なる大小複数の鐘がセットで、儀式などの際に使われたという。同館には、加西市の美術品収集家、故千石唯司さんから寄贈された春秋戦国時代の鐘7個があり、復元されたのは3番目の大きさ(高さ約40センチ、幅30センチ、重量6320グラム)という。

 同校では2014年度から3年生の課題研究として、古代の青銅器製作に取り組んできた。昨年度、当時の3年生が鐘の復元をテーマに挑戦した。