備前焼の陶芸家で人間国宝の伊勢崎淳(いせざき・じゅん、本名惇=あつし)さんが11日午前1時、死去した。90歳。岡山県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男晃一朗(こういちろう)さん。後日、お別れの会を開く予定。日本工芸会中国支部が明らかにした。
陶芸家の故伊勢崎陽山さんの次男で、岡山大卒業後に備前焼の制作を始めた。明治の初めごろまで使われていた穴窯の復元に兄の故満さんと共に成功。古備前の復興に尽力した。伝統的な技法を受け継ぐ一方で、現代的なオブジェにも挑むなど幅広い表現力で備前焼に新風を吹き込んだ。2002年には新首相官邸の陶壁を手がけ、04年に人間国宝、25年に文化功労者に選ばれた。























