西宮市で8月に車にひかれた女性が亡くなる事件があり、兵庫県警交通捜査課などは1日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)とひき逃げの疑いで、容疑者死亡のまま大阪府豊中市に住む左官工の男(55)を書類送検した。男は県警の捜査員に任意同行を求められた際、自分の首を切り付けて死亡していた。
書類送検容疑は、8月3日未明、西宮市鳴尾町5の国道43号で、赤信号を無視して交差点に進入し、女性=当時(60)=と衝突して死亡させ、救護せずに現場を立ち去った疑い。
県警は同月27日、道交法違反容疑で男の自宅を捜索。任意同行を求めた際、男が包丁で自分の首や腹を切り付け、搬送先の病院で死亡が確認された。