西宮市役所=西宮市六湛寺町
西宮市役所=西宮市六湛寺町

 勤務時間中に3年間でジムに少なくとも185回通うなどしたとして、兵庫県西宮市は22日、障害福祉課の男性副主査(26)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。副主査は「職場にいることがストレスで逃げ出したかった」と理由を説明しているという。

 市によると、副主査は2022年4月入庁で、障害者らの相談に応じるケースワーカーだった。同年11月~今年1月、職場には訪問に行くと伝え、市内外のジムに多い時期で月10回ほど通っていた。1月に休暇中の別の職員がジムで職員を目撃し、発覚したという。

 市役所とジムの往復時間を含め、ジム通いに費やした時間を計296時間と算出。相当する給与約56万円の返還を請求する。このほか、ジムに行く際、架空の交通費を4~5回申請し、公用車を使った時はパーキング代(3回計約2700円)も不正受給したという。

 石井登志郎市長は「個人の資質の問題にとどまらず、組織全体として極めて深刻な事態と認識している。再発防止や綱紀粛正の徹底を図る」とコメントした。

 市の指針では懲戒免職の場合、処分を受けた職員を実名で公表するとしている。だが今回、市は「職員が強く匿名を希望している」などの理由で公表しなかった。(堀内達成)