昨年6月、兵庫県尼崎市内で連れ去られた男性=当時(23)=が暴行を受けて死亡し、高知県内に遺体が遺棄された事件で、傷害致死と逮捕監禁、死体遺棄などの罪に問われた34歳の無職男=大阪府和泉市=と27歳の無職男=堺市=に対する裁判員裁判の判決公判が9日、神戸地裁であり、中川綾子裁判長は34歳男に拘禁刑16年(求刑拘禁刑19年)、27歳男に同13年(同拘禁刑17年)を言い渡した。
判決などによると、2人は暴力団組員の男(28)=同罪などで起訴=らと共謀し、昨年6月、尼崎市の路上で男性を暴行して乗用車に押し込み、大阪府能勢町の民家などでも暴行を加え、刃物で足を突き刺すなどし男性を死亡させた。さらに遺体を同7月までに高知県土佐町の山中に遺棄するなどした。
量刑理由で中川裁判長は、暴力団構成員である2人は共犯者らが管理する違法薬物を男性が盗んだと認めさせるために暴行に及んだとして「暴力団特有の論理に基づく粗暴極まりないもので悪質」と非難した。
























