神戸の街並みを船上から眺めながら、街の魅力を再発見しようと、神戸市中央区小学校ＰＴＡ連合会は１０日、同区内の小学校の児童と保護者計３５組（７０人）などが参加するクルーズ体験会を実施した。
参加者は神戸ハーバーランドから旅客船「コンチェルト」に乗船。川崎重工業に停泊中の潜水艦を見たり、三菱重工業神戸造船所に江戸時代末期に造られた砲台が現存するとの説明を受けたりしながら、明石海峡大橋折り返しの約１時間半の船旅を楽しんだ。
神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公マルもサプライズゲストとして乗船。子どもたちから寄せられた「旅の中で一番好きな場所は？」などの質問に答えた。
宮本小５年の女児２人は「出港するとき多くの人に手を振ってもらえてうれしかった。船のデッキから見る神戸の街やキラキラ輝く海がとてもきれいだった。マルにも会え、楽しかった」と話した。
（藤原 学）
