「全ての人の人権が守られる避難所とは?」。神戸甲北高校(神戸市北区大脇台)で、全校生徒約600人が参加する「人権・防災デー」があり、高齢者や障害者、外国人ら、誰もが過ごしやすい避難所の運営などについて考えた。震度5強の揺れを想定した避難訓練もあり、命を守るための知識や心構えを身に付けた。(名倉あかり)
■授業中に震度5強の揺れ 地震想定訓練、備えを学ぶ
1時間目はクラスごとに議論し、生徒らは29年前の阪神・淡路大震災から今年1月の能登半島地震まで、過去の避難所の写真を見比べながら、さまざまな人の視点に立って避難所にあるべき設備を検討。高齢者向けのノンステップトイレや、宗教に応じた礼拝スペースなどが必要という意見が出た。