新型コロナウイルス禍による2年連続の延期などを経て、昨年は4年ぶりに通常開催。今年も沿道を埋める60万人超の途切れない歓声と応援パフォーマンスがランナーを後押しする。
スタート直後は元町の南京町付近で「龍の舞」が序盤の集団走を鼓舞する。JR神戸駅、須磨浦公園前でも勇壮な太鼓の音色がリズムよく鳴り響く。塩屋沖の海上には大漁旗を掲げた漁船が登場する。
次回大会からはコースが変更されるため、ランナーたちを苦しめてきた終盤の難所、浜手バイパスと神戸大橋を駆けるのも今回が最後。神戸大橋など3カ所には「推し推しゾーン」が設けられ、ボランティアらとのハイタッチがランナーの活力となる。(大原篤也)
■お祭り気分
JR新長田駅近くの若松公園(神戸市長田区)では午前9時~午後3時に「応援フェスティバル2024」が開かれる。鉄人28号のモニュメントでもおなじみの公園。レース序盤で元気いっぱいのランナーにエールを送りながら、お祭り気分を楽しむ。
音楽演奏やダンスなど各種パフォーマンスによる応援が展開されるほか、キッチンカーが集まるグルメエリアが設けられる。
参加無料。雨天決行。
■疲れた体癒やし
ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)では午前9時~午後2時半に「応援フェスティバル2024」が開かれる。
サッカーJリーグ1部(J1)で2連覇を目指し、5大会ぶりの栄冠を狙う天皇杯全日本選手権でも決勝進出を果たしたヴィッセル神戸の本拠地。35キロ手前のコースに近く、疲労がピークに達したランナーを音楽演奏やダンスなどで盛り上げる。
キッチンカーなどによるグルメエリアが設けられ、「気球体験搭乗」「はたらく車大集合」などのイベントも楽しめる。