■御影公会堂でトークイベント 「やること自分で探せ」今も胸に
阪神・淡路大震災の被害に遭った人を炊き出しや荷物運びなどで支え、兵庫県内外の累計1万人超が携わったボランティア団体「神戸元気村」。活動を担った人たちは、2002年の団体解散後も経験を生かし、東日本や能登半島などの被災地支援に取り組んできた。震災発生から30年の節目に元スタッフらが、トークイベントと元気村名物の音楽ライブを神戸市東灘区の御影公会堂で実施し、元気村の思い出や教訓を語り合った。(井筒裕美)
■「あの日」の活動、東日本でも生きた
元気村は震災発生2日後の1995年1月19日、埼玉県から駆け付けた故山田和尚さんが代表となり生まれた。同区と灘区の境にある石屋川公園などで、炊き出しや荷物の搬出・運搬、物資支給、高齢者の見守りなど多彩に活動した。