工事用船舶を活用してワカメ藻場をつくる実験のイメージ(中西敬・徳島大学環境防災研究センター客員教授提供)
工事用船舶を活用してワカメ藻場をつくる実験のイメージ(中西敬・徳島大学環境防災研究センター客員教授提供)

 神戸港に係留中の工事用船舶で、ワカメの藻場をつくる実証実験が進んでいる。といっても、食用にするわけではない。成長過程で二酸化炭素(CO2)を吸収するワカメの働きを生かし、温室効果ガスの削減を目指す取り組みだ。(井沢泰斗)

■3月ごろまで観察し効果試算

 工事用船舶は、客船や貨物船などと比べて待機が長く、数カ月に及ぶことがある。この係留期間を活用しようと、海上工事業者などでつくる一般社団法人「日本海上起重技術協会」(本部・東京)などが神戸市と協力して昨年12月に始めた。