台湾の木工職人からプレゼントされた木札を大切に保管し、さらなる成長を誓う高芝通博さん=三木市別所町花尻
台湾の木工職人からプレゼントされた木札を大切に保管し、さらなる成長を誓う高芝通博さん=三木市別所町花尻

 三木金物の魅力を海外の使い手に直接伝えようと、三木工業協同組合の鍛冶職人ら20人が6月、台湾・台南市を訪れた。現地の木工職人たち約500人を集めた交流会は道具の実演などを交えて盛り上がり、従来の見本市では得られなかった草の根交流が生まれた。海外販路拡大に向けた小さな一歩だが、金物職人にとっては海外のユーザーの肉声に触れ、自社製品の価値と三木金物の伝統を再認識する旅となった。(大山伸一郎)

道具実演、歴史解説など盛況

 同組合は2016年に台中市で開かれた5万人規模のハードウエアショー参加以来、三木市の補助を受けた「みきかなもんプロジェクト海外戦略事業」として、4回にわたって台湾で出展してきた。毎回、来場するバイヤーや職人らに三木金物の魅力を広く伝え、安価な製品や海外類似品との差異化を図ってきたが、出展者数が多い会場だと、あまりコミュニケーションが取れないことが悩みだったという。

 今回、三木市に視察に訪れたことのある木工職人とのつながりから、台南にある文化財修理工房で2日間の出展とワークショップを企画。鉋、のみ、のこぎりと丸のこぎりのブースを設置した。