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 三木市消防本部は2024年の「火災と救急・救助の概要」を発表した。出火件数は前年比15件減の23件ながら、損害額は同比約4倍の約8800万円に上った。救急出動は過去最多を更新する4544件を記録。高齢者の搬送が年々増える中、軽症での救急利用が半数を超えており、同本部は「緊急性の高い患者を救うため、適正利用を心がけて」と呼びかける。(大山伸一郎)

 火災の内訳は、建物13件▽林野1件▽車両2件▽その他7件。死者はなく、負傷者は3人。「その他」はあぜ焼きなどから延焼しての雑草火災がほとんどで前年比10件減となった。同本部によると、野焼き時季の土日に雨が続いたことで失火も少なかったという。原因別では「たき火」が6件と最多で原因不明は5件。