不登校やひきこもりの当事者と家族が思いを語り、理解を深め合う「不登校・ひきこもりを考える集い」が28日午後1~4時、三木市立市民活動センター(同市末広1)である。集いの開催をPRするチラシの原画を手がけたのは、不登校になった経験がある吉田弥央(みお)さん(16)=三木市。「外」に向けて大きな一歩を踏み出せたのは「大好きな絵」がきっかけだった。(小西隆久)
■「何かがきっかけで少しずつ気持ちも変わっていくよ」
吉田さんは小学6年のとき、学校に行けなくなった。「人とうまく話せなかった」といい、対面する相手の足元さえ見ることができなかった。中学生になって学校に通い始めたが、1年生の夏休みから再び休むようになった。