三木市別所町高木の三木ホースランドパークで3日、第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ2025」の馬術競技が閉幕した。国民体育大会(国体)から名称を変更した昨年に続き、開催県以外の三木が舞台となり、人馬一体の妙技はもちろん、ご当地の魅力を発信する交流の場としても大にぎわい。同パークなどは13日まで、「推し」の1頭を選ぶ在籍馬人気投票も行い、「馬術のまち三木」をPRする。(大山伸一郎)
■在籍馬人気投票など、馬術のまちPR
9月29日から5日間の日程で開かれた大会には、各都道府県から成年男子と同女子、少年の3種別に242選手174頭が出場。美しく正確な動作が特徴の馬場馬術、豪快な障害飛越のほか、リレーや六段障害飛越など国スポならではの種目もあり、各選手が演技を終えるたびに観客席から歓声と拍手が起こった。
会場では期間中、開催県の滋賀のグルメや名産品が楽しめるブースが設置されたほか、三木市が「みきUMAフェス2025」を同時開催。観戦ハイキングや人馬撮影ワークショップ、来年度のイベントチラシモデルを同パークに在籍する馬から選ぶ「HLP15選抜総選挙」の開催も来場者にアピールした。
餌やり体験もして、声援を送った広野小3年の小宅みらいさんは「黒くて顔の中心に白い筋の入った馬が、速くてかっこよかった」。同パーク総務部の西馬孝紀さんは「子どもたちの歓声がうれしい。今後も競技会が続くので、ぜひ観戦してほしい」と話した。