肝臓は疾患が進行するまでなかなか気づきにくいことから「沈黙の臓器」と呼ばれる。肝臓専門医はウイルス肝炎、肝がん、肝硬変、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)などの診断、治療に当たる。脳死肝移植、生体肝移植なども手がける。
=末尾に肝臓専門医在籍全64病院のランキング
兵庫県内では64病院に188・6人(常勤換算)が勤務する。神戸大付属の肝胆膵外科では、神戸大学オリジナルの先端化学療法「経皮的肝灌流」を駆使して、肝がん治療に当たる。兵庫県唯一の肝疾患拠点病院である兵庫医大は主に肝胆膵内科、肝胆膵外科、放射線科の肝臓専門医が合同で肝疾患センターを運営し、医療相談や医療情報提供に対応する。