神戸新聞社は主に兵庫県内の鉄道駅について、おおむね半径300メートルの路線価最高額(2024年1月時点)を抽出した。4回目は、阪神電鉄(神戸高速鉄道の一部を含む)47駅と山陽電鉄(同)の52駅のランキングを作成した。
路線価は贈与税や相続税の課税基準になる土地の1平方メートル当たりの評価額で、毎年7月に国税庁が発表する。市街地ではほぼ全ての道路に路線価が設定されているが、土地取引の目安となる公示価格の80%程度に抑えられている。
(記事末尾に阪神電鉄48駅と山陽電鉄52駅のランキング)
阪神は大阪梅田、大阪難波が圧倒的に高く、上位7位のうち5駅が大阪市内の駅だった。兵庫県の上位はいずれも神戸都心部の4駅で、西宮は11位、尼崎が18位だった。なんば線や武庫川線は駅前に商業圏が発達していない駅も多く、路線価は相対的に低かった。